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人の手から生まれるあたたかさをカタチに。夫婦オリジナルブランド【muimui様】

2024.07.20

ブランドの想いをご紹介

【 muimui様 / コットンバンダナ・トートバック】

 

そのデザインを見ると、一瞬でなぜだか元気になる。

 

カラフルさと、連続性のある北欧チックさが印象的な仲西太さんの画風は、

実はよく見ると、アナログの味わいの宝庫です。

イラストレーター歴25年、書籍装画や某有名児童学習サイトの挿絵など、

受注デザインのプロとしてここまで走ってきた(夫)太さんと、

ライターである(妻)なほ子さんの手がけるブランド第一作の製作事例をご紹介いたします。

 

        

 

 

 

ブランドネーム「muimui(ムイムイ)」には、沖縄方言の「想い(ウムイ)」、「森(ムイ)」、「杜(ムイ)」などの意味が込められているのだそう。

 

特に後者の「杜」には、「人の手で作った森」「神や生命が宿る神聖な森」という意味があり、

ブランド代表仲西さんご夫妻は、それがまるで沖縄の在り方そのものだと感じたのだとか。

そんな沖縄の豊かさ・魅力を、人の手で生み出すカタチを大切に届けたい。

沖縄の「mui」をいつもそばに。

そう想いを込めたのには、版画工房出身のイラストレーターと、

ことばを扱うライターのご夫婦だからこそ生まれる視点 がありました。

 

 

 

県立芸大出身の(夫)太さんは、当時グラフィックデザインを専攻しながらも授業で版画に魅了され、

県外の版画工房へ就職。

現在はデザインのインスピレーションをすぐに書き起こすため、

常にノートを持ち歩いているそう。

日常で目に入るあらゆるものから、自分の中に湧き上がるイメージを考える時間が何より楽しいと話されます。

一方で、相反するように感じる「デジタルデザインと版画」の共通項にあるのだという、

作業工程の中で作品を「俯瞰」する静かな時間もまた、自分にとても合っているのだそうです。

そんな太さんご本人のお人柄は、品よくも少々クールな印象。

画風とのギャップがあるとよく言われる、と、隣で笑っていらっしゃる(妻)なほ子さんは、

「自分はデザインしかできないので」

と言う太さんに対し、「それじゃあ私はそれ以外のことを全部させて」

と言い切ることのできる、恐らくこれからのブランドを支えていく明るくもきっと芯の強い、

素敵な女性です。

 

 

muimui商品のこだわり、縫製のディティール

 

ハサミで切ったような、ちぎり絵のような、まるでインクが滲んだような。

鮮やかさだけでなく、人の手から生み出されたぬくもりが添えられる仲西太デザインは、

じっくり見るとデジタルであることを忘れてしまいそうになります。

 

 

 

もともとグラフィックデザインを学んでいた太さん。

しかし、並行して版画を学ぶ中で、手作業から出るズレや、そこから生み出される色合い・

重なり具合などの偶発的なデザイン性に魅了されるようになったそうです。

その面白さをデジタルで再現することが、イラストレーターとしてのご自身の方向性になっていらっしゃるのだということ。

 

そして今回、バンダナとトートバックを製作した中で、新たな発見もあったとお話しされます。

 

 

「アナログ感を、紙ではなく布上で再現する」

 

それには、布の種類によって、色を再現することがとても難しいということ。

仲西太の特徴である柄の重なり具合やその色味の出方、連なりを上手く出すために

何度も生地の種類に合わせて色味を微調整し、試行錯誤の連続だったそうです。

 

【バンダナ】

 

 

製作商品1点目のバンダナは、吸水性、肌への触り心地を重視。

ドラゴンフルーツとパパイヤ、2種類の柄で

南国の鮮やかさや瑞々しさを表現しました。

 

 

縁取りはデザインカラーに合わせた巻きロックに仕上げ、

お弁当を包んだり、風呂敷代わりにも最適です。

 

 

【 トートバック 】

 

 

トートバックは、ドラゴンフルーツとパパイヤの柄にデニム生地を併せて。

そのコントラストは、印象的ながら誰もが持ちやすいデザインにし、

嬉しい内側ポケットはメインデザイン生地で仕立てました。

 

 

ペットボトルも入るサイズ感など、使い手の視点も取り入れた、

毎日持ちやすく、毎日元気になれる、そんなトートバックです。

 

 

 

 

 

MAARU FACTORYを知ったきっかけ 〜依頼の背景〜

 

これまでも、「2人で何かつくってみたい。」と話していたのだそう。

その機運が動いたきっかけは、

妻なほ子さんがライターの取材時に持ち歩いていたドラゴンフルーツ柄の大きなバック。

 

それを取材先が気に入り、共同で商品化することになったことから始まり

 今回、ブランド完全オリジナル商品のバンダナとトートバックを

当工房にて縫製させて頂きました。

 

 

 

「今はどこも縫うとこの取り合いだよ」

製作当初、縫製先がないと知り合いに相談するとそう返されたそうですが、

クラウドファンディングで立ち上げたばかりの工房ならまだ対応枠があるはずだと

MAARUFACTORYを紹介してもらったのだとか。

 

実際に依頼してみると、縫製依頼だけでなく商品開発の部分でも相談できる相手に巡り会えたと

お話下さり、ブランド第一作目に携わらせて頂いたことを私たちも嬉しく感じます。

 

 

太さんは、専ら描くことが好き。

ですが、モノに対してあまり執着がなく、

一方でなほ子さんは、

「自分が1番のユーザー」で「私が持ちたいもの」をつくることにこだわりたい、

とおっしゃいます。

そんなお二人のものづくりに対し、工房側が製造数値や販売目標をご提案させて頂いたり、

ユーザー視点の使用感をコメントさせて頂いたことも、

ブランド様にとってはスタートを引っ張ることに繋がったのだと嬉しいお言葉を頂きました。

 

 

太さんが日々持ち歩くメモノートから飛び出すテキスタイルたちが、

「私」を大切にする素直であたたかなmuimuiプロダクトとして

なほ子さんの手でカタチになる。

それが多くの人のくらしに溶け込んでいくのも、そう遠くはないはず。

 

MAARU FACTORY はこれからも、

パートナーとしてブランド様の想いに真摯に向き合うものづくりを大切にしていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

ブランド詳細概要

muimui

・バンダナ

・トートバック

 

【 textile 】

・ドラゴンフルーツ

・パパイヤ

 

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